ニッチは、壁面を有効活用できるだけでなく、空間のアクセントにもなる人気の造作です。しかし、デザインや設置場所によっては、使い勝手が悪くなったり、後悔につながることもあります。そこで今日はニッチの注意点や問題点をお伝えさせていただきますね。

かわいいニッチを造作する際の注意点
- 設置場所の検討:
- ニッチは、壁の厚みを利用して作るため、設置できる場所に制限があります。
- 外壁や耐力壁には設置できません。
- 設置場所を決める際は、壁の構造や配線などを確認する必要があります。
- 家具の配置や動線を考慮して、邪魔にならない場所に設置しましょう。
- デザインとサイズの決定:
- ニッチの形やサイズは、収納するものや飾りたいものに合わせて決めましょう。
- 奥行きが浅すぎると、収納できるものが限られます。
- デザインは、家の雰囲気に合わせて選びましょう。
- かわいいニッチにするには、形を工夫したり、タイルやクロスなどの素材にこだわると良いでしょう。
- 照明の設置:
- ニッチ内に照明を設置すると、飾りたいものをより美しく見せることができます。
- 間接照明やスポットライトなど、照明の種類によって雰囲気が変わります。
- 照明の配線計画も忘れずに行いましょう。
- 掃除のしやすさ:
- ニッチは、どうしてもホコリが溜まりやすくなります。
- 掃除しやすいように、凹凸の少ないデザインにしたり、ガラス板などを設置すると良いでしょう。
- コンセントの設置:
- ニッチにコンセントを設置する事で、アロマディフューザーや、小型の加湿器等の家電を置く事も可能になります。
- 将来的な用途の変化:
- ニッチに何を飾りたいか、何を収納したいかは、将来的に変わる可能性があります。
- 後から用途が変わっても困らないように、ニッチの形状やサイズにはある程度の汎用性を持たせておくことがおすすめです。
ニッチ造作の問題点
- 費用:
- ニッチの造作には、材料費や施工費がかかります。
- デザインやサイズによっては、費用が高くなる場合があります。
- 工期:
- ニッチの造作には、ある程度の工期が必要です。
- 壁の強度:
- ニッチを造作すると、壁の強度が低下する場合があります。
- 特に、大きなニッチを造作する場合は、補強が必要です。
- 断熱性・遮音性の低下:
- 壁をくり抜いてニッチを作る為、壁の断熱性や遮音性が低下する可能性があります。
その他
- ニッチは、壁の厚みを利用して作るため、構造上作れない場所があります。事前に業者に相談し、設置可能かどうかを確認しましょう。
- ニッチの設置場所やデザインによっては、使い勝手が悪くなったり、後悔につながることもあります。事前にしっかりと計画を立て、業者とよく相談することが大切です。