「家を建てたいけれど、環境に優しい家ってどんな家なんだろう?」 そんな風に思っている方もいるのではないでしょうか。
家づくりは一生に一度の大きな買い物。だからこそ、長く大切に住み続けられる家をつくることは、地球環境にとっても良いことなのです。
今回は、「脱・使い捨て」をテーマにした、サステナブルな家づくりのポイントを分かりやすくご紹介します。
1. 長く使える素材を選ぶ
「使い捨て」をしない家づくりの基本は、耐久性が高く、経年変化を楽しめる素材を選ぶことです。
- 無垢材: 時間が経つほどに味わいが増し、傷や汚れもメンテナンスすることで長く使えます。
- 漆喰や珪藻土: 調湿作用があり、カビや結露を防ぎます。ビニールクロスのように貼り替えの必要がなく、塗り直しも可能です。
化学物質を多く含む合板やビニールクロスは、数年で劣化し、貼り替えが必要になる場合があります。自然素材は初期費用が高くなることもありますが、結果的にメンテナンス費用を抑え、長く愛着を持って住むことができます。
2. シンプルで飽きのこないデザインにする
流行のデザインを追うのではなく、シンプルで飽きのこないデザインにすることも大切です。
流行のデザインは、数年で古く見えてしまうことがあります。奇抜な間取りや装飾は、将来的にリフォームが必要になる可能性も。
シンプルで機能的なデザインは、住む人のライフスタイルが変わっても柔軟に対応でき、リフォームの回数を減らすことができます。
3. 「壊してつくる」から「直してつかう」へ
家も家具と同じように、「壊してつくる」のではなく、「直してつかう」という考え方が重要です。
- メンテナンスしやすい構造: 設備や配管をメンテナンスしやすいようにしておくことで、大規模なリフォームをすることなく修理ができます。
- 可変性のある間取り: 子供の成長や二世帯同居など、家族構成の変化に対応できるよう、将来的に壁を増やしたり、間仕切りを設けたりできるような設計にしておきましょう。
4. 地域材やリサイクル材を活用する
家を建てる場所の近くでとれた木材(地域材)を使うことも、サステナブルな家づくりにつながります。
地域材を使うことで、遠方からの輸送にかかるエネルギーを削減できます。また、地域の林業を守ることにも貢献できます。
さらに、古材やリサイクル材を内装の一部に取り入れることも、ユニークでおしゃれな家づくりになります。
まとめ
サステナブルな家づくりは、特別なことではありません。
「愛着を持って長く住み続けたい」という気持ちが、そのまま地球に優しい家づくりにつながります。
家を建てる際には、「この素材はどれくらいもつのかな?」「将来的にリフォームしやすいかな?」といった視点を持つことで、よりサステナブルな選択ができます。
ご自身の価値観に合った、心地よい家づくりを始めてみませんか?
なんでもお気軽にお問い合わせください。お待ちしております(#^.^#)