手すり1本から始める親孝行リフォーム|介護保険活用のポイント
年齢を重ねると、家の中のちょっとした段差や階段の上り下りが負担になってきます。
「まだ大がかりなリフォームまでは必要ないけれど、両親の暮らしを少しでも安全にしてあげたい」——そんな思いから始めるのが“手すり1本からの親孝行リフォーム”です。
実は、手すりの設置にも介護保険を活用できることをご存じですか?
今回は、介護保険リフォームの仕組みと、手すりリフォームのポイントをご紹介します。
■ 介護保険を使えば自己負担は1割〜3割でOK!
要介護(または要支援)の認定を受けている方は、介護保険制度を利用して住宅改修費(上限20万円)が支給されます。
対象となる工事の中には、次のようなものがあります。
- 手すりの取り付け(廊下・階段・玄関・トイレなど)
- 段差の解消(スロープや敷居撤去など)
- 滑り防止の床材変更
- 扉の取り替え(引き戸化)
- トイレの改修 など
たとえば、廊下とトイレに手すりを2〜3本取り付けた場合でも、介護保険を使えば実質負担は数千円程度で済むケースもあります。
■ 手すり設置リフォームのポイント
1. 使う人の身長・動作に合わせて設置
手すりの高さは利用者の手が自然に届く位置(床から約75〜85cm)が目安です。
握りやすい太さ(直径3.2〜3.8cm)や、冷たく感じにくい木製タイプも人気です。
2. 取り付け位置は「動線」を意識
・玄関の上り框(かまち)
・トイレの出入り口
・廊下〜寝室の動線
・浴室の出入口や浴槽まわり
など、「つかまる場所が欲しい」と感じるポイントを中心に検討しましょう。
3. 専門業者と一緒に現地確認
見た目だけでは判断しづらい下地や壁材の強度も重要です。
現場で大工やリフォーム業者が直接確認して設置位置を決めることで、長く安心して使える仕上がりになります。
■ 手すりリフォームで暮らしが変わる!
- 転倒の不安が減り、外出や入浴が自信に変わる
- 家族も安心して見守れる
- 将来の介護にも備えられる
手すり1本の設置でも、毎日の生活のしやすさは大きく変わります。
大掛かりなリフォームをしなくても、まずは「できるところから始める」ことが親孝行の第一歩です。
■ まとめ:手すり1本から始める“思いやりリフォーム”
- 介護保険を活用すれば、自己負担を抑えて安全な住まいづくりが可能
- 現場確認+プロの提案で、使いやすく長持ちする手すり設置が実現
- 小さな改修でも、家族の安心と笑顔が生まれる
おおやま工務店では、介護保険を活用した住宅改修のご相談・申請サポートも承っています。
「まずは手すり1本から」「将来を見据えた安心リフォームを考えたい」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

